ニット用語(50音順)
引用:ニットウエア ハンドブック改訂版
あ行 | あ | い | う | え | お
か行 | か | き | く | け | こ
さ行 | さ | し | す | せ | そ
た行 | た | ち | つ | て | と
な行 | な | に | ぬ | ね | の
は行 | は | ひ | ふ | へ | ほ
ま行 | ま | み | む | め | も
や行 | や | ゆ | よ
ら行 | ら | り | る | れ | ろ
わ行 | わ | を
【け】
K式靴下編機(Model K automatic hosiery machine)
ウエルト(welt)の編成機能を持たないB式靴下編機に対して、ウエルト(welt)の編成機能を持つ、丸編の自動靴下編機のこと。 針数は200本から20本刻みで320まで。 さらに340、360、400本以上までがあるが、370本以上については、シームレス靴下機と呼ばれ、 パンティーストッキングをはじめとするストッキング類の編立機に分類される。
ゲージ(Gauge)
編機の針の密度を表す単位区間の針数のこと。 横編機では片側針床の1インチ間の針数、フルファッション編機では1.5インチ間の針数、 平型ミラニーズ機、トリコット機、ラッシェル機では1インチ間の針数を指す。 円形靴下機では針筒の直径(インチ)と総針数で示すが、特に3.5インチのものは普通針数だけでいう。 また台丸機、フライス機、両面機は全編針数と針筒の直径とで示す。
ケーク・ネット(Cake net)
遠心式ビスコース人絹をケークのまま精錬するとき、ケークを包む木綿またはレーヨンなどのニット袋編地をいう。
毛手袋(けてぶくろ)
毛編手袋を総称していう。 縫手袋、革手袋に対していわれる。 一般に編手袋には並小横機、両面、両頭、 ラーベン、パイナップル、 アーガイルなどの普通機または特殊機によって編むものも含まれる。
毛羽(けば、Fluffy)
糸状から分離し、突き出している繊維。 またこれが出来ているものを「毛羽立ち」と呼ぶ。 編地のチェックの際に、起毛していないのに部分的にこれが見られるのは、編針のトラブルによるものと考えられる。
ケーブル・ステッチ(Cable stitch)
編生地の表面に、縄状の編模様をウエール方向に交叉して出す編み方で、縄編のこと。 横編機で目移しして編まれる。
ケミカル・ウォッシュ(Chemical wash)
ジーンズの洗い加工法のひとつ。 塩素系の洗剤液などを使用する。 白っぽく洗いざらしたような色になる。 最近ではジーンズ以外にも使われている。
捲縮(Crimp、Curl)
繊維の持つ波状、らせん状などの縮れをいう。
検針機(けんしんき)
縫製、縫合の過程で、製品に縫い込まれたり、破損した針の破片が残留していないかを調べる機械。
検反(けんたん、Cloth inspecting)
織物、ジャージーなどの生地を延反、走行させて、キズや汚れなどを検査すること。 同時に長さも測られる。 ジャージーの原反には歪みが残っている為、 縫製工場に入荷されたものは、自然にリラックスし(放縮)、安定するまで、普通一昼夜寝かせられる。