ニット用語(50音順)
引用:ニットウエア ハンドブック改訂版
あ行 | あ | い | う | え | お
か行 | か | き | く | け | こ
さ行 | さ | し | す | せ | そ
た行 | た | ち | つ | て | と
な行 | な | に | ぬ | ね | の
は行 | は | ひ | ふ | へ | ほ
ま行 | ま | み | む | め | も
や行 | や | ゆ | よ
ら行 | ら | り | る | れ | ろ
わ行 | わ | を
【す】
スクエアー・ネック(Square neck)
スクエアネック。スクエアーとは四角の意味。四角に切った衿あきのこと。 長方形、または正方形にカットされたネックだか、大系など必ずしも角が直角ではなくてもよい。 型から胸、背中をあらわにするくらい大きく開いたものは、特にデコルテと呼び、フォーマルなドレスほど、大きくカットされている。
スパッツ(Spats,spatts)
保温と機能性を備え、アクティブ・スポーツ用などに着用される特殊タイツ。 フート部がないものと、フート部がベルト状になったものがある。 最近のファッション・トレンドから、タウン用としても多く普及している。 カルソン・パンツとも呼ばれる。
スパンデックス(Spandex)
別名ポリウレタン弾性繊維。1958年、米国・デュポン社が「ライクラ」-ゴムのような-という名前で発表した。 日本では各素材メーカーによって違う名前がつけられている。 引っ張ると5~8倍に伸び、ゴムに比べて軽く、耐熱性、耐光性、耐薬品性にすぐれ、染色もしやすく、特に細い糸がひけるというメリットをもっている。 そのままで使われることはなく、他の繊維との低率混用(5~20%程度)で十分特性が生かせる。 用途はファンデーションが主で、水着、靴下、サポーターなどでも使われる。
※参照 ⇒ 化学繊維の基礎知識、ポリウレタン
スプリング・ニードル(Spring needle)
編機の針で、1589年にイギリスで発明されたもの。 発明者はウィリアム・リー。ひげ針ともいう。
スペース・ダイイング・ヤーン(Space dyeing yarn)
ファンシー・ヤーン(意匠糸)の一種で、糸染め工程で不規則な感覚で数色を染められた糸。
スムース
両面編地のことで、1×1ゴム編が2重に合成されたもの。 インターロックやダブルゴム、ダブルリブ、メリディアンとも呼ばれる。 表裏どちらの面からみても編地がなめらかで、伸縮性を適当に抑えているため、肌着のほかニットドレスにも用いられる。 薄手のもの(28ゲージ以上)と厚手のもの(14、16ゲージ)がある。
スモック(Smock)
服の上から着用するブラウスタイプの上っ張り。 子供服や画家の仕事着など、主に服の汚れを防止するために着るもの。
スラウチ・セーター(Slouch sweater)
スラウチは「だらしない」「無精な」などといった意味で、ルーズなゆったりとした感覚のセーターのことを言う。 '90年代に入り、肩パットなしのジャケットなど気負わないスタイルが、パリ・コレクションを中心に多く提案され、各アイテムで採用されている。
スラックス(Slacks)
単独ではなく、スポーティーな長ズボン。 婦人用のズボンを指す場合に多く使われる言葉で、紳士用のズボンを指す場合には、上衣と異なる単品ボトムのことを指す。
スリップ(Slip)
名前の如く、上につけるドレスのすべりをよくし、着くずれを防ぎ、美しいシルエットを出す機能を持つランジェリーの一種。 機能面だけでなく、着て楽しむという感覚的、心理的要素も極めて重要である。 デザイン的にもスタイル的にも非常にバラエティーに富んでおり、代表的なものとしては、ブラスリップ、袖付きスリップ、マタニティー・スリップ、ストラップレス・スリップなどがある。保温と機能性を備え、アクティブ・スポーツ用などに着用される特殊タイツ。